ChatGPTは、いま見ている画面を見たり、Chromeで開いているページを読んだり、スマホからパソコンの作業を続けたりできるようになりました。
新機能がいっぱい!それぞれどんな機能なのか知りたいな
できることを、身近な使い方に置き換えて見ていきましょう。
設定する場所と、実際にどう頼めばいいのかも知りたい!
そのまま使える手順とプロンプトも一緒にまとめますね。
この記事では、ChatGPTとCodexの新機能を7つ紹介します。英語の機能名には、やさしい説明を添えました。
最初に試すなら、Chromeでページを開いて「このページをまとめて」と頼む機能がおすすめです。
この記事でわかること
- ChatGPTにじっくり考えてもらう方法がわかります。
- Macの画面を見せて相談する方法がわかります。
- Chromeで開いているページやYouTubeについて質問できます。
- 前に見たページをブラウザ履歴から探せます。
- スマホからMacやWindowsの作業を続けられます。
- 仕事で使う複数のフォルダをまとめて扱えます。
- 長い仕事や毎日の仕事を続けて頼めます。
最初に3つの言葉だけ知っておこう
ChatGPTは、会話しながら質問や相談ができるAIです。
Codex(コデックス)は、パソコンのファイルを読んだり、長い作業を進めたりできるAIです。ChatGPTのWorkから使える場合もあります。
プロンプトは、ChatGPTへ送るお願い文です。普段の言葉で書けば大丈夫です。
1.むずかしい仕事は、じっくり考えてもらえる
「推論レベル」は、ChatGPTがどれくらい深く考えるかを選ぶ設定です。画面に表示される場合は、High、Extra High、Ultraから選べます。
- Highは、旅行プランや資料の比較など、少し複雑な相談に向いています。
- Extra Highは、長い資料を読んで判断するときや、大切な計画を作るときに向いています。
- Ultraは、とても大きな仕事を深く考えます。必要に応じて、複数のAIが手分けして進めます。
迷ったときはHighから試してみましょう。時間をかけて考えてほしい仕事では、Extra HighやUltraが役立ちます。
たとえば、こんなお願いに使えます。
この3つの会計ソフトを、料金・使いやすさ・サポートで比べて。
従業員30人の会社に合うものを、理由つきで教えて。
表示される選択肢は、利用中のプランやモデルによって変わります。
2.Macの画面を見せながら相談できる
Screen context(スクリーン・コンテキスト)は、Macでいま開いている画面をChatGPTに見せる機能です。
たとえば、設定画面を見せて「次はどこを押すの?」と聞けます。エラー画面を見せて、原因を一緒に探す使い方も便利です。
設定する場所はこちらです。
- MacでChatGPTアプリを開きます。
- Settingsを開きます。
- Voiceを開きます。Voiceは、声でChatGPTと話す機能です。
- Screen contextをオンにします。
- Macに確認画面が出たら、画面収録などの許可を出します。
- 音声チャットを始めて、見せたい画面を一番手前に表示します。
そのまま、こう話しかけます。
この画面を見て、次に押す場所を1つずつ教えて。
画面に名前、住所、顧客情報が映っているときは、共有する内容を先に確認しましょう。
3.Chromeで開いているページをそのまま読んでもらえる
ChatGPTのChrome拡張を使うと、いま開いているページについて、その場で質問できます。
「このタブのページの内容を教えて」と頼みたいときは、次の操作をします。タブは、Chromeで開いている1ページのことです。
- 読んでほしいページを開きます。
- ページの上で右クリックします。
- Ask ChatGPTを選びます。
- 画面横に出るチャットで質問します。
これでChatGPTは、どのページについて質問しているのか分かります。
このページには何が書いてあるの?
大事なところを3つ、やさしい言葉で教えて。
文章の一部分について聞きたいときは、その文章を選んでから右クリックします。
選んだ文章の意味を、中学生でもわかる言葉で説明して。
YouTubeでは、字幕がある動画の内容を質問できます。
この動画で紹介された方法を、やる順番に並べて。
話している場所の時間も教えて。
4.前に見たページをブラウザ履歴から探せる
ブラウザ履歴は、Chromeなどで以前に開いたページの記録です。
ページ名やURLを忘れても、「いつごろ」「何について」「どのサイトで」を伝えると探しやすくなります。
旅行の計画を再開したいときは、こう頼めます。
先週見ていた沖縄のホテルを、ブラウザ履歴から探して。
石垣島、朝食つき、海が見えるホテルに絞って教えて。
仕事で見たページも探せます。
先月見た勤怠管理サービスのページを探して。
freee人事労務、KING OF TIME、ジョブカンの公式ページを一覧にして。
履歴を使う前に、ChatGPTから確認が表示されます。内容を読んでから許可しましょう。
5.スマホからパソコンの作業を続けられる
Remote(リモート)は、離れた場所からパソコンの作業を開く機能です。
MacやWindowsとの接続が済んでいる場合は、スマホで次のように操作します。
- ChatGPTアプリを開きます。
- Remoteをタップします。
- 接続済みのMacまたはWindowsを選びます。
- 続けたいタスクを開きます。
- 追加のお願いを送ります。
たとえば、外出先からこう頼めます。
作っている記事の進み具合を教えて。
確認が必要なところがあれば、スマホで読める長さで見せて。
パソコン側では、ChatGPTアプリを起動してインターネットにつないでおきます。大切な操作の前には、スマホへ確認画面が表示されます。
6.仕事で使う複数のフォルダをまとめて読める
フォルダは、パソコンの中でファイルをまとめて入れておく箱です。1つのプロジェクトに、関係するフォルダをいくつも追加できます。
30人ほどのリフォーム会社で、ホームページからの問い合わせを増やす場合は、次のようにまとめられます。
集客をよくするプロジェクト
├── 01_会社ホームページ ← 主フォルダ
├── 02_営業資料
├── 03_施工事例と写真
└── 04_売上と問い合わせ数
主フォルダは、AIが作業を始める中心の箱です。この例では、会社ホームページを中心にします。
ほかのフォルダにある営業資料、施工写真、問い合わせ数も読めるので、実際の会社情報を使ってホームページを直せます。
フォルダを追加するときは、プロジェクトのメニューからEdit project → Add folderを選びます。中心にするフォルダはMake primaryで指定します。
施工事例のフォルダから、キッチン工事の事例を3つ選んで。
会社ホームページに載せる紹介文を、初めてのお客さま向けに書いて。
7.長い仕事と毎日の仕事を続けて頼める
Goal mode(ゴールモード)は、数時間から数日かかる1つの目標を、完成まで進める機能です。
定期タスクは、毎朝や毎週月曜日など、決めた時間に同じ仕事を始める機能です。同じチャットを使うと、前回の続きから確認できます。
| 使う機能 | こんなときに便利 | 具体例 |
|---|---|---|
| Goal mode | 1つの大きな仕事を終わらせたい | 大量の資料整理、サイト改善、調査レポート |
| 定期タスク | 同じ確認をくり返したい | 定点観測、日報、売上確認 |
定点観測に使えるプロンプト3つ
定点観測は、同じものを決まった間隔で見て、変化を見つけることです。
競合会社の変化を毎週見る
このチャットで、毎週月曜日の9時に確認して。
登録した競合3社の料金、サービス、トップページを前回と比べて、
変わったところと今週試したい改善案を3つ教えて。
ChatGPTの新機能を毎朝見る
このチャットで、平日の朝8時にOpenAI公式の更新情報を確認して。
前回の確認後に追加された内容を、初心者向けの日本語で教えて。
仕事ですぐ試せる機能には、使い方を1つ添えて。
自社サイトの変化を毎週見る
このチャットで、毎週金曜日の17時に自社サイトを確認して。
今週更新したページ、見つかった問題、来週直したい場所をまとめて。
大事な順に3つ教えて。
日報作成に使えるプロンプト3つ
今日の仕事をまとめる
このチャットで、平日の18時に日報を作って。
今日の会話と作業記録から、終わった仕事、途中の仕事、
明日最初にやることを短くまとめて。
記事作りの進み具合をまとめる
このチャットで、毎日20時に記事制作の日報を作って。
今日書いた記事、調べた情報、確認待ちの内容、
明日書く記事を一覧にして。
経理の作業をまとめる
このチャットで、平日の19時に経理の日報を作って。
今日確認した領収書、登録が終わったもの、確認が必要なもの、
明日処理するものを件数つきでまとめて。
定期タスクが使うページやファイルには、ChatGPTが読める状態と必要な許可を用意します。最初の数回は結果を読み、見てほしい範囲を少しずつ調整しましょう。
初心者はこの順番で3つ試してみよう
- Chromeでページを開き、右クリックからAsk ChatGPTを使います。
- MacのSettings → VoiceでScreen contextをオンにします。
- スマホのRemoteから、進行中のタスクを1回開きます。
この3つで、「ページを読む」「画面を見る」「外から続きを頼む」を体験できます。
安心して使うための確認ポイント
- 画面を見せる前に、名前、住所、顧客情報が映っていないか確認します。
- ブラウザ履歴を使うときは、探す期間と内容を伝えます。
- Remoteに確認画面が出たら、実行する内容を読みます。
- 定期タスクには、見る場所と報告してほしい内容を書きます。
- 使える機能は、プラン、モデル、アカウント、地域によって変わります。
まとめ
今日ひとつ試すなら、Chromeで気になるページを開き、右クリックからAsk ChatGPTを選んでみましょう。
慣れてきたら、Screen context、Remote、定期タスクの順に広げると、ChatGPTへ情報を渡す手間が少しずつ減っていきます。
一言でいうと
ChatGPTは、いま見ているページや画面を一緒に見ながら、長い仕事の続きまで手伝ってくれるようになりました。
